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2019年 2月 10日 法律の面白さ②
こんにちは!亀戸校担任助手の須田です。
以前、ブログで書いた「法律」についての話の好評をいただきました!
と、いうことで久々に書いてみようと思います。
今日の話は「ケータイあげる」です。
誰もが小学生の頃一度は言ったことのある、この言葉
これを法的に考えてみましょう。
A「俺のケータイほしい?」
B「え!ほしい!ちょうだい!!」
A「100円であげるよ」
B「ほんと!ありがとう。はい。(100円を渡す)」
A「嘘だよ!!100円であげるわけないじゃん!!」
B「ケータイくれるって言ったじゃん!!」
この問題はどっちが悪いのでしょうか。
普通に考えれば嘘をついたA君が悪いですね。
じゃあ、B君はA君を信じたため保護すべきでしょうか。
正解はNOです。
A君に言わせれば
A「でもさ、Bはさ100円でケータイ売らないこと分かってたでしょ?」
A君は内心では売る気がなかったし、普通に考えればそれは想定しうることです。
よってB君は
「嘘である可能性が十分にあって、しかもその嘘は容易に予測可能なもの」を信じた。
つまり、これはB君のミスで過失があります。
よってB君は保護されません。
これは民法が「意思」を重要しするためです。
ちなみに、これを「心裡留保」と言います。
法って面白いですね!!