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2023年 4月 20日 復習ノートの使い方(ダバン)
皆さんこんにちは。担任助手のダバンジョシュアです。
春休みも終わり新学期が始まりましたが、もうすぐGWがありますね。
春休み満足した勉強が出来なかった生徒は、このGWは合宿などもあるので挽回できるように頑張りましょう!
さぁ、本日は4月から受験生対象で使用してもらっている復習ノートについてお話しします。
ざっくり言うと、復習ノートとはその日にやった勉強内容を1日後と1週間後と1ヶ月後にもう一度復習するように管理するノートです。
目的は、1度やった内容を復習せずに時間が経ったら忘れてしまうということを防止するためです。みんなには、めんどくさいが1度やった勉強は無駄にせずに確実に定着して欲しいのです。
その為には、やった内容を忘れそうなタイミングで3回程1ヶ月の間で復習して欲しいのです。それが、1日後と1週間後と1ヶ月後というタイミングです。
これは、エビングハウスの忘却曲線という科学的データに基づいています。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが行なった実験の結果によると
1度勉強した日を100%とすると
- 20分後 :42%を忘れる・1時間後:56%を忘れる・1日後 :74%を忘れる1・週間後 :77%を忘れる・1ヵ月後 :79%を忘れる
エビングハウスの忘却曲線に関連するカナダのウォータールー大学の実験結果では
学習をしてから24時間以内に10分の復習をすると、記憶がほぼ100%に戻り、さらに1週間後には5分の復習、1か月後には2~4分の復習をすることで、さらに定着度合いが上がる。
という研究結果があります。
さて、ノートの目的とともに復習の意義もしっかり理解できたでしょうか?
ここで、本題の復習ノートの使い方を説明していきます。
復習ノートとはノートにエビングハウスフセンをつけたものです。
「エビングハウスフセン」は、エビングハウスの忘却曲線を基に復習するタイミングを可視化して効率的に学習できる付箋です。
1日ごとに見開き1ページにまず下に添付した画像のように勉強した内容を記入します。
ここでポイントなのが、〈今日やった内容〉の欄に学校で勉強した内容や塾で勉強した内容全てその日にやった内容を事細かく書き記すことです。
今日やった内容をまた三回復習するのに、もし、(世界史教科書)とだけしか書かれてなかったらその日に世界史のどの範囲をやったかが分からず復習できないですよね。
必ず細かく1日の終わりに全て書くのではなく、勉強した内容ごとに終わったらすぐ書き記すようにしましょう!
次にエビングハウスフセンの使い方です。
エビングハウスフセンには1つの付箋に4つの数字が書かれています。すべて日付です。
一番下の数字が勉強した日付。
上3つの数字は復習する日で、上から順番に1日後と1週間後と1ヶ月後の日付が書かれています。
写真でいえば、
- 1日→勉強した日・2日→勉強した翌日・8日→勉強した1週間後・29日→勉強した4週間後
付箋を見れば、復習する日は一目瞭然!
上から順番に付箋に書かれた日にちに従い復習していきます。
そして復習が終わったら日付をカットします。
上記の写真では翌日2日に勉強し、復習したら「2」の部分をハサミでカットしました。
これがざっくりとした復習ノートの使い方です。
使い方について分からないことがあれば、自分含め亀戸校のスタッフに遠慮なく聞いてください。
使い始めると復習に追われてなかなか前に進まないなど苦戦する事があると思いますが、必ず定着するので頑張りましょう!